はじめに



        つぐ(次ぐ・継ぐ)、
        ツナグ、つながっていく
 

「公園」は過ごし方も愉しみ方も、どこまでも自由にひらかれた日常の延長にある寛ぎの場所。大人も子供も、時に弱音を吐ける温かい場所。

 

機能性や合理性を優位に築かれてきた、都市の内部に欠かすことの出来ないオアシスをここに。

わたしたちが普段、社会生活を送りながら絶えず携えている名前や役割、課題や目的。

そんな「明確さ」から解かれて
気の向くままに、陽だまりの小道を歩こう。
静かな木陰で流れる風に身を寄せよう。

無数の音や匂いに、自ずと遠い記憶が蘇ります。

 

 

Physical Distancingの必要性が求められる時代を迎え、これからの時代、わたしたちが公園に求めているものは何だろうか。

『SDGs』(*)を、日々の暮らしに根付いた在り方へと落とし込む一つの方法として、次代の公園の在り方を描き、その可能性を探ってみたいと思います。

すべてのわたしたちを受け入れ癒す公園から、人と環境、文化をつないでいくことを目指して。

 

 

「私の傍らにはいつも「公園」がありました。いかなる時も自分をおおらかに受けとめ、支えとなってくれた懐の深い芝公園への恩返しを込めて、その自然環境を守り育てながら、更なるつながりと対話を生む場へと育んでいきたいと思います。」

*SDGs :「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称。2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2030年までに達成することを掲げた目標。

文部科学省では高校普通科を見直す案として、SDGsの実現について学ぶ学科などを、早ければ2022年春に設けられるようにする。

We need to think globally to solve problems that affect us all.

 

 

 

<追記>
東京2020が延期となり、私達の計画は大きく変更せざるを得なくなりました。
東京五輪の開催有無にかかわらず当計画を持続性のあるものにするために、充分なコロナ対策を取りながら、今秋、志が同じ方々と第一歩を進めたいと思っております。価値観の変容を恐れず前へ進みます。

Right now,
the most important thing is each other.
We hope to get through this time together.

 

禍を転じて福と為す
「普通の意味ではマイナスと考えられる事柄でも、大所高所に立って対処し、それをプラスの方向に持っていく。」